目次
●言語交換(Language Exchange)とは?

言語交換 =Language Exchange(ランゲージエクスチェンジ)は、外国語学習者同士が互いの母語を教え合うことを言います。
例えば、「日本語を学ぶイギリス人」と「英語を学ぶ日本人」がお互いに母語を教え合い、外国語を学ぶことです。
互いに教えあえるので、語学教室やオンライン英会話のようにコストをかけることなく、語学学習ができるのが利点です。
●どうやって始めるの?

パートナーを探すためには、言語交換アプリやウェブサイトで検索をして、チャットから始めます。
チャットで仲良くなってきたら、通話、ビデオ通話、または、実際に会ってカフェなどでレッスンをするという感じでしょう。
なので、最初は言語交換アプリやウェブサイトでパートナーを検索をして、チャット機能でメッセージを送るだけです。
●意思疎通ができるかどうかがポイント
しかし、未熟な言語学習者が二人面と向かったところで、互いの言語を教え合うのは、そんなに簡単な話ではありません。
何故なら、ある程度のコミュニケーションが取れるレベルの語学力がないと成立しないからです。
意思疎通ができるかどうかがポイントです。
私の経験上、以下のようなパターンであれば、上手くいく可能性があります。
分かりやすいように、日本語、英語、中国語などを使って例を上げます。
- 日本人(英語力が中級以上)⇆ イギリス人(日本語力が初級)
- 日本人(英語力が初級)⇆ イギリス人(日本語力が中級以上)
- 日本人(英語力が中級以上)⇆ イギリス人(日本語力が中級以上)
- 日本人(英語力が中級以上で中国語を勉強中)⇆ 中国人(英語力が中級以上で日本語を勉強中)
それでは一つづつ見ていきます。
<パターン1> 日本人(英語力が中級以上)⇆ イギリス人(日本語力が初級)
このパターンは、基本のコミュニケーションは英語になります。
英語でコミュニケーションを取りながら、日本人は日本語を教える。イギリス人は日本語を学美ます。
日本人は、英語を使って日本語を教えることで、英語力を鍛えられます。
イギリス人は、英語で日本語を教えてもらえるので、日本語を初級から学ぶことができます。
英語でコミュニケーションを取る時間の方が長いので、日本人にメリットがありますが、イギリス人としても母語でレッスンを受けれらるという点でメリットがあります。
<パターン2>日本人(英語力が初級)⇆ イギリス人(日本語力が中級以上)
パターン1の真逆なので、割愛します。
<パターン3> 日本人(英語力が中級以上)⇆ イギリス人(日本語力が中級以上)
この場合は、どちらの言語でもコミュニケーションが取れるので、
不平等にならないように、英語レッスンで30分、日本語レッスンで30分など時間を区切った方が良いと思います。
<パターン4>日本人(英語力が中級以上で中国語を勉強中)⇆ 中国人(英語力が中級以上で日本語を勉強中)
英語でコミュニケーションが可能な日本人と中国人が互いの母語を教え合うパターンです。
英語でコミュニケーションが取れるので、互いの母語のレベルに関わらず、言語交換は成立します。
この場合もパターン3と同様で、不平等にならないように、日本語レッスンで30分、中国語レッスンで30分など時間を区切った方が良いと思います。
●パートナーが見つけられたら最高!!
良いパートナーを見つけて、レッスンを継続することは難しいです。
そもそも言語交換アプリ・ウェブサイトでメッセージを送っても返事は少ないです。
チャットを始めても継続しなかったりして、実際に通話レッスンの段階まで進めるのはわずかです。
なので、あなたがどんな人かが分かるように、しっかりと自分のプロフィールを充実させて、写真も載せた方が良いです。
ネイティヴの良いパートナーを見つけることができて、定期的にレッスンをすることができれば、無料でネイティブとの実践練習が出来るわけですから、コスト面ではかなりのメリットがありますね。
パートナーを探すのが面倒臭いという方は、オンライン英会話のネイティブキャンプをおすすめします。
以下の記事では、ネイティブキャンプ強くおすすめする理由を書いていますので、宜しければご覧ください。

それでは、実際に言語交換アプリ・ウェブサイトにはどんなものがあるのかを見ていきましょう。
●言語交換アプリ・ウェブサイト
言語交換アプリ・サイトはたくさんあるのですが、アクティヴユーザーの多いメジャーどころで良いと思います。
暇なときにチャットしてるだけでも練習になりますし、面白いですよ。実際に使用して良かったものを二つだけ紹介します。
🌟もっと他のサイトもみたい方は、以下の記事で言語交換サイトとアプリをまとめていますので、宜しければどうぞ。

Hellotalk ハロートーク
一番のメジャーどころです。元々スマホのアプリだけだったんですが、最近はPC版もあるようです。
翻訳機能とかも付いていて、本当に良く出来たアプリです。
ユーザーも多いし、検索機能も充実しています。近くに住んでいる人の検索も出来るので、仲良くなったら、リアルであってカフェで言語交換なんてことも不可能ではないですね。
投稿機能があるので、インスタグラムみたいな感じで、普段からたくさん投稿して真剣に言語学習していることをアピールしていれば、たくさんコメントしてくれますよ。
間違っている文章を直してくれたり、「いいね」してくれたりします。
そこから個別のチャットへ繋がったりもしますので、日々、投稿し続けることは大事です。
🌟ハロートーク での言語交換パートナーの作り方は、以下のページでまとめています。

SPEAKY スピーキー

アクティヴユーザーも多く、検索画面、チャット画面も使いやすいです。
PC版だけでなく、アプリもあります。白と青が主体のインターフェースも爽やかで素敵です。
海外に住んでいるユーザーが多いので、仲良くなったらスカイプなどで通話レッスンが良いと思います。
●経験談・まとめ
最初のうちは、言語交換アプリ・サイトでチャットしてるだけで楽しいのですが、やっぱり飽きてきます。暇つぶしでチャットしてるユーザーも実際多いです。
そこで、定期的に通話レッスンできるパートナーを見つけるために、自分のプロフィールを充実させて、「真剣に語学学習している」ことをアピールしました。
Hellotalk では投稿機能を使用して、学んだことをシェアしたり、日常のエピソードを英語でシェアしたりしました。
チャットした相手にも毎度、「とりあえず、トライアルで一回通話してみない?」と呼びかけを続けました。
しかし、トライアルが出来たとしても、一回で終わってしまうことの方が多かったです。
ユーザーはたくさんいても、定期的にレッスンしたいと心から思っている、その準備が出来ているユーザーは少ないのだと思います。
それでも続けていると、一ヶ月くらいで3人くらい(イギリス人、アメリカ人など)の言語交換パートナーが出来ました。
ちなみに、筆者は男で、相手も全員男性、週一回1〜2時間を定期的にレッスンしていました。
きっと女性の方なら男性のパートナーがすぐ見つかるんじゃないかと思います。
英語で話しながら日本語を教えることってとても難しいんですが、実践の場としては最高です。
会話だけで難しい時は、同時にチャット画面でタイプすることも出来ますし、基本的な会話ができれば、説明はなんとかなるものです。
相手も、私がプロではないことは分かっていますので、日本語のネイティヴとしての意見を素直に答えれば良いのです。
間違えたことを言ってしまった時はあとでメッセージを送っておけばいいですし。
ただ、ぶっちゃけて言いますと、海外在住の方と続いたのは最長で二ヶ月くらいでした。
やはり相手が海外に住んでいると、仲良くなっても実際に会うわけにも行かないし、画面越しのコミュニケーションってそれ以上は発展しないんですよね。
日本に住んでいるパートナーは、実際に会って、定期的にファミレスやカフェで言語交換したり、出身大学を案内したり、散歩したり、色々出かけました。
彼は今でも良い友人です。やはり人間は、男女関係に限らず、実際に会って、行動を共にすること、一緒に外を歩いたり、ご飯を食べたり、そういうことで人間関係って発展していくと思います。
言語交換に少しでも興味を持たれた方は、一度トライしてみてはいかがでしょうか?
本記事が少しでもご参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、有難うございました。
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